脳髄日和
てらっち的ポエム、あるいはエッセイ。
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2010.04.22_05:01
雨あがり
青空あおいで
愛しあう
アナタの一瞬
アタシの永遠


息吹いて 
祈りをこめた 
しゃぼん玉 
風に吹かれて 
どこかへ消えた 


散りやすき 
春の盛りの 
夢桜 
君の旅路に 
青空を願い 


海をみる 
君の瞳が 
溺れてる 
時の波間に 
こころ沈めて 


遠い街 
君のこころが 
永久と願い 
世界を抱いて 
今夜は眠ろう 
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『蝉野郎』

僕を見て 僕を見て
みんみんみんみん

僕を見て 僕を見て
みんみんみんみん

僕を見て 僕を見て
みんみんみんみん

僕を見て 僕を見て
みんみんみんみん

うっとうしい、蝉みたいな君



『銀幕を焼き捨てよ、街へ出よう』

遠く離れた空の下 名前も知らない君と僕
夕焼け雲を眺めては 途方に暮れてた十七歳

大空みたいに果てしない 未来に押し潰されそうで
いつかは雲を掴めると 信じたくてもできなくて

不安に揺れる僕たちの 心と心の周波数
奇跡みたいに引き合って 想いを送った未来が届いた

ありきたりな言葉だけれど 胸に刻んで忘れない
二人を繋ぐ合い言葉 『大志を抱け』って叫ぶんだ

そんな、気休めみたいな物語



あの頃俺は走ってた 誰もが通った黄金道
怒れる無法の反逆者 触れるもの皆傷つけた

あの頃俺は走ってた いつか行く道いつか来た道
野良犬みたいなヒッピーで 自由の匂いを嗅ぎ回り

あの頃俺は走ってた もう戻れない一本道
スイカみたいに青臭く チェリーみたいにちっぽけな

あの頃俺は走ってた 青春時代の通過儀礼
世間の波に飲み込まれ 今では立派な社会人

そんな、気休めみたいな物語



なんてことない春の日に なんてことなく巡り会い
なんてことない私たち なんてことなく好き合った

なんてことない夏の日に なんてことない木の下で
なんてことない私たち なんて素敵な赤い糸

遠い記憶のいつの日か 二人で植えた苗木の下で
遠い未来に思いを馳せて 二人で描いた夏ツバキ

あなたは白馬の王子様 ガラスの靴は夏ツバキ
私は夢のシンデレラ これを運命って言うんだね

そんな、気休めみたいな嘘っぱち 



生まれた時から出来そこない 親父の精子の残りカス
なにをやっても落ちこぼれ 常にビリケツみそっカス

馬鹿にされても構わない それでもオレには夢がある
馬鹿なオレにもたった一つ 誰にも負けないものがある

学歴資格高収入 そんな物には興味ねえ
才学非凡有智高才 そんな者には成りたくねえ

己が身一つで故郷をおん出て 転がり込んだは六畳二間
映画博徒の看板背負って 歩いてみせますシネマの天地

そんな、気休めみたいなクソ映画

『ピクニック』

穏やかな日曜の午後
傾きかけた陽を浴びて 背中が暖かい
僕と 僕の愛する人 芝生のうえでおしゃべり 
手作りのサンドイッチ おいしいチーズとワイン
柔らかな風が 二人のあいだを抜けていく
遠くから 僕たちを呼ぶ声
はしゃいだ子供たちが駆けてきて 笑顔の花を咲かせる
とろけるような時間 永遠に似た一瞬
そんな日が 人生に一度くらい あってもいい

なんて、愚にもつかない想像を抱きながら、満員電車に揺られる月曜の朝
今日も残業かな



『自転車』

なんの変哲もない17の夏
「模擬試験」
「偏差値70」
「志望校判定A」
「満開の桜のその先は?」
「なにも」
「あとは散るだけ」
窓から赤本を投げ捨てる
ついでに自分も、息苦しい部屋から抜け出してみる
むせ返るような熱帯夜、午前4時
街は半分眠って、半分起きている

僕は自転車を漕ぐ
艶かしいネオンの光を浴びながら
ビル街の谷間をすり抜ける
遠くでクラクションが鳴っている
埃っぽい風が頬を撫でる
東の空がうっすらと白みはじめた

なんの変哲もない9月1日が始まろうとしている
「夜明けの東京」
「環状線の高架下」
「自転車を漕ぐ」
「この道の先になにがあるだろう?」
「なにも」
「国道が続くだけ」
あのビルの向こうから朝日が昇っても、何も変わりはしないだろう
人々が目覚め、街が動きだし、僕は相変わらず自転車を漕ぐ
ただ、それだけ



『僕たちの二重らせん』

クロヅルがエベレストの頂を越える
チーターがサバンナを駆け抜ける
ヒグマが雪山の奥で静かに眠る
カッコウがモズの巣に卵を産む
サケがふるさとの川を遡上する
ヒトが言葉を紡ぐ
詩を書く
歌を詠む
物語を綴る
僕も探している
魂を現すための言葉を



『宇宙』

君が人生のどん底で頭を抱えているとき、彼は未来を夢見て上り列車の切符を買い、彼がなにもかも失って首を括ろうとしているとき、彼女は真っ白な病室で新しい命の産声を聞き、彼女が明日のパンのために体を売っているとき、少年は青草の茂る草原を裸足で駆け回り、少年が空き巣を働くために街を物色しているとき、少女は金色の夕日を浴びながら恋人と口づけし、少女が密航船の真っ暗な船底で神に祈りを捧げているとき、ある人は高層ビルの展望台から夜の街を見下ろし、ある人が法廷で不正取引の罪に問われているとき、誰かは母の胸に抱かれて幼い頃の夢を見て、誰かが腹に爆弾を巻き付けてバスに揺られているとき、僕はぐるぐると廻り続ける僕たちの宇宙について考え、僕が暗く湿った四畳半で詩を綴っている今このとき、君はなにを思っているだろう



『そういうものに てらっちは なりたい』

働けば 働くほど 
我が暮らし 楽になる一方で
諭吉を握った手を じっと見る 

雨の日には マイカーで出勤し
風の日にも マイカーで出勤し
雪でも 猛暑でも マイカーで出勤し
小金持ちブルジョワな僕は
あこがれの宮沢賢治に いつ なれますか?



『際限なくお洒落化する我々についてのポエム』

街には今日も、着飾った野良犬がやってくる
お洒落の臭いを嗅ぎ徊るために
新宿、渋谷、池袋
原宿、下北、代官山
麻布、青山、六本木
白金、汐留、丸の内
……ますます覆い隠されてゆく

街には今日も、着飾った野良犬がやってくる
お洒落を誇示して吠え立てる
グッチ、ブルガリ、ロレックス
ヴィトン、フェラガモ、ロールス・ロイス
ポルシェ、レイバン、アルマーニ
オメガ、カルティエ、ダイナース
……ますます覆い隠されてゆく

我々の奥底を流れる赤い血が、覆い隠されてゆく



『エコノミック・ビースト』

戦争 テロ 災害
親しい人の死 あるいは英雄の死
愛 恋 失恋
愛する人との出会い あるいは別れ
人生の輝かしい一瞬 
彼の絶望 苦難 挫折
彼女の祈り 願い 想い
僕たちの 喜び 悲しみ
ありとあらゆるものを金に換えてくれる 愛すべき映画 偉大なる資本主義



『C'est vraiment dégueulasse』

たとえば、自然は 僕に活力を与えてくれる
太陽と大地と空気が 生命を育む 
たとえば、一切れのパンは 僕のお腹を満たしてくれる
誰かが焼くパンが 僕のエネルギーになる
たとえば、君の書く詩は 僕の心にあかりをともしてくれる
暗闇にゆらめく一点の道標 あるいは冷めた肌を暖めるぬくもり
たとえば、連中が創っているチャラッポコは なんのためになるだろう
手前の野心を満たすのがせいぜいだろがクソっ垂れ!



『メッセージ』

相変わらず 今日も雨 
ひどく憂鬱   
生きる目的 なにもなく 
ひどく退屈   
思い通りに 行かない現実 
ひどく幻滅   
孤独な夜に 君から着信 
こころ回復



『もう、喰べないで』

もぐもぐもぐもぐ もぐもぐもぐ
今日も思想を 喰べられちゃった
もぐもぐもぐもぐ もぐもぐもぐ
今日も希望を 喰べられちゃった
もぐもぐもぐもぐ もぐもぐもぐ
今日も祈りを 喰べられちゃった
もぐもぐもぐもぐ もぐもぐもぐ
今日も願いを 喰べられちゃった
僕の

もう
骨だけ



『写真』

君の 切り取った世界は 僕の宝
僕たちが そこにいたことの 証だから
君が 刻んだ一瞬は 僕の思い出
僕たちの アルバム 風化しないで

『日本一周旅行』

届けたい
君の知らない世界
見たことのない景色
感じたことのないどきどき、わくわく

決まりきったウィークデイ 身体を休めるだけのウィークエンド
相変わらずの毎日を 相変わらず過ごしてる

見つけたい
ありのままの気持ち
誰の真似でもない言葉
退屈をふきとばす起爆剤、ビッグバン

見通しのわるい曲がり角 見据えることのできない未来
あてのない道程と あてのない人生

カメラ胸にぶらさげて
かすかな夢にぶらさがって
それでも 僕は 走り出したんだ
新しい明日へ



『他愛もない散歩』

灰色の荒野をつらぬく長い長い一本道   

太陽が零した光のかけら、集めながら
僕と君、歩いてく   

追い風が背中を押すなら、スキップで
向かい風がゆく手を阻むなら、口笛ふいて   

僕はときどき目眩がしそうになるけど
君はいつだって羊雲さがしてる   

地平線のむこうへ行けたとしても
空を仰いだときのわくわく、忘れないで   

世界がどんなに加速したって
二人の歩みはマイペース   

光のかけら、首飾りにして君に贈るよ
この、他愛もない旅路の果てに



『帰り道』

君とならんで自転車をこいだのは、十月のいつだったっけ   
風になびくロングヘアーが傾きかけた陽をあびて金色に輝いていた   
生まれかわったらなにになりたい? 
なんて子どもじみた話題を熱っぽく語ってみたり   
かと思えば担任の口ぐせ真似しあっては馬鹿みたいに笑ったり   
僕たちのおしゃべりは空だって飛べるくらい自由で、宇宙みたいに無限だった   
けれども通いなれた道程はあまりにも短くて   
坂道をくだる自転車は思いのほか速かった   
沈んでいく秋の陽に追い立てられるように僕たちは加速し   
ふたりのあいだすりぬける夕風が時間を吹き飛ばしていった   
じゃあ、また   
って別れ際にいった君のかすれ声と、ちいさく手をあげたときの横顔が   
いまでも僕の頭のまんなかに影法師を残している   
あれから気が遠くなるほどの月日がたって   
ひたすらに自転車を走らせてきたけれど   
僕は未だにあの日の帰り道にはたどり着けずにいる
記憶の中でしか走ることのできない、十月のいつかの帰り道



『待ち合わせ』

ビルの谷間からのぞく空 むやみに青くて眼にしみる  
駅前は相変わらずせわしなく 野良猫だって足早に通り過ぎる  
まぬけ面の銅像が ロータリーの真ん中で仁王立ち  
僕は居心地がわるくて 時計を見る回数がふえる  

久々の晴れ間 おあつらえむきの休日だけど  
O型マイペースを地でいく君は たぶんまだ夢の中  
地球はおかまいなしで廻っていくし 陽はすこしずつ西をめざす  
ふたりの時間が目減りしているけど 僕にはあらがうすべもなく  

僕はいつだって待っている 
君はまだこない

むかし若葉マークのレンタカーで 助手席に君を乗せて  
夜の街をあてもなく走り回ったこと 僕はまだ覚えている  
僕たちはいつのまにか 忙しいが口ぐせになって  
子どもみたいな無邪気な笑顔 なくしてしまった  

僕らの街は洒落てるでもなく 歴史があるでもなく  
流行りの店やおいしいランチ 海も山も夜景もない  
トラックが行き交う大通りに 信号と看板とさえない商店街  
それでもふたりで肩ならべて 歩くには十分だから  

僕はいつだって待っている 
君はまだこない



『ラジオ・ブックス』

悲しみも
喜びも
不安も
希望も
痛みも
笑いも
挫折も
成功も
しおりをはさんで 今日はここまで
ページをめくる 手をとめて
こころの本を 静かに閉じよう
つづきは明日 また明日
もう 眠ろう おやすみ



『神さま』

世界が僕を嗤うので、僕はいつも孤独だ
パンが僕を叱るので、僕はいつも空腹だ
鳥が僕を嘲るので、僕の背中には羽がない
太陽が僕を無視するので、僕の心は真っ暗だ
台風が僕の所にだけ雨を降らせるので、僕はいつもずぶ濡れだ
信号機が僕を忘れているので、僕はいつまでたっても向こう側にいけない
神さまは僕の声なんて少しも聞いちゃくれないくせに、僕をいじめることには熱心だ
それは好きな子をいじめる小学生に似ているので、神さまは多分、僕のことが好きだ

『2008年のアイコンども』

俺は金髪豚野郎
pigじゃないぜ bigだぜ

ブヒブヒ言って 自己主張
家畜社員は クソ喰らえ
田舎はバイバイ 東京で売買
非正規雇用で American Dream

ニートと一緒にされちゃ困るぜ
使役されるの ファッキング
株価暴落 底知らず
俺の野望は 天井知らず

Yo,Yo, ブヒブヒ
Yo,Yo, ブヒブヒ

俺は金髪豚野郎
pigじゃないぜ bigだぜ
センス イカして金メダル
だって、アナタとは違うんです!



『生活保護を受けながら俳優を目指す男』

目を開いても見えない光 夜空に託した怒り

ひとつ、杯をかかげて詞を綴り
ふたつ、頭蓋を焼き畑に
みっつ、世界と彼を嗤う
よっつ、心に釘を打ち
いつつ、蟲と星とを縫い合わせ
むっつ、萎びたうどん喰らう
ななつ、悪魔と指をきり
やっつ、天使の顔をして
ここのつ、嘘と詭弁で世を渡り
言葉遊びは、もう、飽きた

クラスで一番のイケメンだから俳優になる、と言う俺



『孵化ふかふか』

今日も時代が、薄ら笑いを浮かべている
心が看過され
愛は形骸化され
思想も鎮火され
正義なんて物笑いの種か
目下のところ、肩たたかれて「労働厨、乙」
馬鹿、馬鹿、馬鹿
見渡すところ、馬鹿ばかり

卵をあたためよう
どんなに大きな波も、卵を割ることはできない
この卵を孵すのは、僕たちの中の誰か



『よいではないか』

一握りの喜びすら掴んだことのない掌
どれほど駆けても辿り着く場所のない脚
どんな探し物をも見つけることができなかった瞳
あらゆる叫びがかすれてしまう喉
少しの愛情も受けとることがなかった唇

時の流れるままに僕の身体は
星の放つ光の速さで
ゆっくりと ゆっくりと 朽ちてゆく

過ぎ去りし風を振りかえることもなく
あたらしい季節を予感することもなく

時の流れるままに僕の身体は
檜舞台より明るい太陽の陰で
ひそやかに ひそやかに 死んでゆく

よいではないか



『君と描く夢』

脳みその地図を地平線に重ねてごらんよ
見えるだろう、僕たちが歩むべき道程が
どうかこの道が誰にも知られてませんように
大地の下の市役所では愛や希望や充足が給付されているけど
僕たちは前をむいて進んでいこう
あしもとを照らす光はない
背中を押す風は吹かない
でも
君となら行けるから
心の天国へ



『0』

自分のことを特別な存在だと思っている『俺』は、
死んでしまえばいい 
体裁ばかりを取り繕う『俺』は、
死んでしまえばいい 
誰かのために祈ったこともない『俺』は、
死んでしまえばいい 
人ごとみたいに「この国は、この国は」などという『俺』は、
死んでしまえばいい 
みんな死ねばいい 
死んで、灰になって、ゼロに戻して、そうしたら、草原をわたる風になればいい 
風はいつも自由で、なにものにもとらわれず、軽快に世界を飛んでいるから 
死んで風になれ
やれやれ
僕と『俺』との世界は、相変わらずパラレルだ



『夜』

夜が好きだ
午前二時くらいがちょうどいい
夜に吹く風が好きだ
渇いた心をそっと撫でて通り過ぎてゆく風だ
夜に吹く風の匂いが好きだ
胸いっぱいに吸い込んだそれは孤独と郷愁を孕んでいる
夜に吹く風の匂いをかぎながら街の灯りを眺めるのが好きだ
静けさに満ちた真夜中の街は途方もなく広大で、けれどほんの一瞬だけ僕の掌の中におさまる

朝は好きではない
午前五時くらいがが特にいけない
朝の白みはじめた空が好きではない
新しい光に夜が侵されていくのを見ると僕は悲しくなる
朝の白みはじめた空と地平線からのぼる太陽が好きではない
捕まえたはずの世界はいつのまにか掌からすべり落ち、圧倒的な陽光がすべてを暴いてしまう
朝の白みはじめた空と地平線からのぼる太陽を仰ぎながら眼をさました小鳥たちのさえずりを聴くのが好きではない
長い一日がまた始まる
次の夜だけをたよりに、僕は歩きだす


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